サーキットの狼シリーズ・ポルシェの問題 [ポルシェ/模型ネタ]
フジミ模型のサーキットの狼シリーズのポルシェが2種、新しく(?)発売されましたので、今回もサクっと中を見ていきましょう。まぁ、今回も車種からして内容バレバレなんですが…(笑)。
まずは「京極さくら/ポルシェ928」から…って、パッケージイラストからして、928じゃなくて、928Sじゃん!
と、いうことで、中身は以前「インチアップディスクシリーズ」で発売されたポルシェ928S(写真下)と全く同じモノです。想像通り過ぎて笑いが出ます。マシンの種類が違うんだから、このシリーズで出すのはダメでしょう…(笑)。
まぁ、元々このキットはリアのハッチバック上に付けられた928S特有のリアスポイラーを別パーツで後付けする構造になっていて、取り付けない選択肢もあります。
初期の928Sには、リアスポイラーが無いモデルもあったらしいと記憶しております。
また、一体形成になっているフロントのチンスポイラーも中級者以上のモデラーさんなら切り取ってボディ形状を修正してしまえばノーマルの928仕様に変更することもできます。
フジミ自体で928Sを長らく再販していなかったことを考えると、今更感はありますが購入する価値はほんの僅かではありますが、あるかとも思います。(笑)
次、「早瀬左近/ポルシェ930ターボ」ですが…はい、カレラRSと同様に中身はエンスーです。
こちらもエンスージアストシリーズで、この「930ターボ '76」が長く再販されていなかったので、あらためて購入したい方なら良いのではないでしょうか。…これもねぇ、リアルスポーツカーシリーズの構成で簡略化されたキットであれば、76年式ターボでは初の発売となるので多少なりとも評価できたのですが…残念〜。(笑)
今回購入してみて一番ビックリしたこと。この2種類のキット、値段が全く同じ設定なのです!
エンスーと同じ構成のキットは、今となってはまぁまぁ妥当な値段設定だと思うのですが、928Sに至ってはインチアップディスクシリーズでの発売時に800円だったという事を考えると、ぼったくり過ぎでしょう。値段の付け方がムチャクチャです。
エンスーは元がとれていても、928Sの方は実は金型の償却ができていないのではないか…などと余計な事まで考えてしまいます。(笑)
FUJIMIェ・・・ボッタクリとパッケージ詐欺ってこんなメーカーでしたっけ?
サーキットの狼って50過ぎのオッサンしか知らないのを見越して足元見ているのかなぁ
by NO NAME (2015-02-13 16:07)
プラモデルの単価は上がる一方だし、もうこれは子供ではなくて大人の趣味になってしまっているんでしょうな。
でも、近年新製品で今更ディノRSやパンテーラが出て、「なぜ?」と思っていたのですが、サーキットの狼シリーズをやる事を見越しての事だったでしょう。(笑)
とはいえ、主役のヨーロッパがラインアップに無い事には成立しないでしょうから、こればかりは新たに金型から作らないと…って。(笑)
by BOO (2015-02-15 21:00)
たしかに今のキットは大人の趣味ですよね
ガンプラなんか千切ってはめるだけなんだもん、バンダイのガンプラ技術は
相当な物だと思いますが多少不便な部分を残してそこを解消する楽しみってのが
あってもいいのかなぁ、と
まぁ、時代ですよね
BOO氏のハイクォリティな組立、塗装技術は傍から見ていても溜息物ですんで
これからもがんばってください
by NO NAME (2015-02-16 10:20)
いえいえ、ワタシの製作技術なんぞ全然大した事ありませんが、ブログやHPを見ていただけている事に感謝いたしております。
あちこち手を出すので完成レビューがなかなか上げられない体たらくですが、気長にお付き合いいただけましたら幸いです。
by BOO (2015-02-16 16:58)